CADとは?

これまでCADに全く縁のない方も、CADという単語だけは見たこと・聞いたことがあるという方は多いのではないでしょうか。「よく分からないけど、なんとなく難しそう」「理系の人が使うソフト?」と、なんとなくのイメージを持っている方にもお分かりいただけるよう、今回はCADとは何か、初心者の方にも分かりやすくご紹介したいと思います。

CADとは?

 CADとは「Computer Aided Design」の略で、「キャド」と読みます。日本語では「コンピュータ設計支援」と訳されますが、簡単に言うと、コンピュータに手伝ってもらって何かを作る(設計する)、ということです。CADが登場する以前は手書きで作成していたものを、コンピュータを使って作成できるようにしたソフトのことを指します。

何を作るかというと、一番身近にあるものでは、家を探すときに物件紹介サイトで見る「部屋の間取り図」があります。部屋の間取り図は、建築用語でいうと住宅の「平面図」というもので、住宅が建てられる際には必ず作られている図面です。CADはそういった図面を作成することのできるソフトです。

CADが活躍している業界

 CADは住宅をはじめとする建築業以外にも、道路やダムを造ったり、車や機械を製造する場面でも幅広く活躍しています。どのように活用されているか、具体的にご紹介します。

1.建設業界(建築・土木)

住宅(戸建て、アパート、マンション)やビル、学校や工場などの建築をする建築分野と、道路やダム、トンネルなどを造る土木分野ではCADは欠かせないツールとなっています。設計者はまずおおまかなプランを作成し、その後実際に建てる・造るために必要な詳細図面を作成しますが、ここで活躍するのがCADです。設計の初期段階から最終段階まで様々な設計図面を作成します。

2.内装業界(家具・インテリア)

 普段皆さんが使っている机やソファ、ベッドなども設計においてはCADが使われています。インテリアは住宅や店舗において、家具やカーテン、照明などをどのように配置するかコーディネートしますが、その際にもイメージを形にするため、CADが使われています。

3.製造業界(機械・自動車・家電など)

 身の回りには様々な製品があります。携帯電話や車、冷蔵庫や電子レンジなど、どのような製品も設計図を基に作られており、その設計図はCADを使って描かれています。構造は複雑で、細かい形状のものが多いため、高機能なCADが活躍しています。

CADの仕事って?

 CADを使った仕事として「CADオペレーター」をご紹介します。

 CADオペレーターとは、一言でいうと「CADを操作する人」です。役割はその会社や職種によって様々ですが、一般的には設計者やデザイナーが考えたプランを、CADを使って図面を作成する仕事です。現代ではコンピュータも普及し、設計者やデザイナー自らCADを操作することも当然ありますが、CADが普及しはじめた1980年代~90年代は、まだコンピュータやCADソフトは高価なものであり、操作できる人も限られていました。そのため、設計者やデザイナーの意図を組み、CADを操作するCADオペレーターが登場したのです。

 では、現代においてCADオペレーターはもう必要ないのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それは違います。これまでCADというと、2次元、つまり平面空間での図面作成が中心でした。が、昨今は3次元、立体的な図面・モデルの作成が当たり前になっており、これまで以上に高度なCADのスキルをもったCADオペレーターは引き続き需要があります。働き方も、正社員・契約社員・派遣社員・アルバイト・パート、また在宅で活躍されているCADオペレーターもいます。

 今回は、初心者の方向けに「CADとは何か」ご紹介させていただきましたが、関心を持たれた方はぜひ他の記事も参考にご覧いただければ幸いです。